痛みは通常の点滴と同じか、少しだけ痛い程度です。最初に針を刺すときに少し痛みがありましたが、その後の施術中は痛みはありませんでした。腕に1mm未満の注射跡が残りますが、数日後には消えます。採血時に青斑が出やすい体質の人でも、採血後、十分な時間圧迫止血を行うことで青斑の発生を予防できます。

「血液浄化療法」は日本で30年以上の歴史を持つ治療法です。ほぼすべての大学病院で使用されており、副作用が少なく安全な治療法として知られています。東京先端医科学研究所でも「安全な治療」を最優先に考えています。しかし、副作用のない治療は存在しないため、副作用の可能性については患者さん一人ひとりに十分に説明し、同意を得た上で治療を開始する必要があります。 「治療」が可能な場合は、それを行わないのが最善であると考える人は多くいます。しかし、「治療」によって症状が緩和したり、重篤な病気を予防できる可能性が高まったりするのであれば、治療を受ける可能性を慎重に検討する価値はあります。

保険診療においても高額医療に分類される「血液浄化療法」で用いられる精密医療機器や、使い捨ての「メンブレン」（ウイルスや炎症性物質、低密度リポタンパク質コレステロールなどを濾過するフィルター）などの材料は非常に高価です。保険適用外の病気の患者が自己判断でこのような治療を受けると、全額自己負担となるため、治療費が非常に高額になってしまいます。また、保険診療の多くは、複数の患者が大きな部屋で診察を受け、医師とスタッフが同時に治療を担当して行われることが多いです。しかし、東京ミッドタウン先端医学研究所では、一人の患者に対して複数の医師とスタッフが治療を担当しています。規定通りに保険が効く治療とは異なり、患者様一人ひとりの状態に合わせた快適な治療を心がけており、患者様ご自身と相談しながらきめ細やかな治療を行っております。これが自費治療の特徴です。保険診療が「病気を治すための標準的な治療」だとすれば、自費診療は「病気にならないための積極的な予防」ともいえます。