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日本での治療
Medical
神海株式会社
先進的な重イオンビームシステム

放射線は光子放射線と粒子放射線に分けられます。光子ビームは高エネルギーの光子であり、粒子ビームは加速された粒子です。前者に はX線とガンマ線が含まれ、後者には陽子線と重粒子線(「重イオンビーム」とも呼ばれる)が含まれます。
重粒子線は人体に入った後、従来の放射線治療で一般的に使用される光子線のように体の表面に大量のエネルギーを放出しません。その代わりに、所定の深さに達するまでエネルギー損失がほとんどなく、非常に速い速度で体の表面を貫通します。所定の深さに達した時点で速度は急速に低下し、エネルギーの大部分が放出されて線量ピークを形成し、その後停止します。 X線や陽子線と比較すると、重粒子線の生物学的効果(腫瘍殺傷効果)は前者の2~3倍にもなります。
生体内重粒子線の線量分布

従来の放射線治療で使用される X 線は、体の表面近くで最も多くのエネルギーを放出し、体内を通過するにつれてそのエネルギーは減少します。粒子線は、線量ピーク(ブラッグピーク)に達する前に体内の一定の深さまで体表面を透過し、この位置の前後で放出されるエネルギーが比較的小さいという特徴があります。重粒子線治療では、ピーク深度を腫瘍病変の位置と一致させることで、腫瘍のみに集中させることが可能となり、病変が体内の深部にある場合でも良好な治療効果が得られます。また、重粒子線は陽子線に比べて体内を走行する際に散乱しにくいため、より高い照射精度が得られます。

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